the art of kirk reinert

news and announcements

September 2011

Opening Night - Hooch, Cooch and Scootching

AFA Gallery - SoHo, New York


AFA Show

Hooch, Cooch, and Scootching

AFA Gallery, Soho NYC
Sept. 23rd - Oct. 20th, 2011
http://afanyc.com/kirk-reinert/kirk-reinert-hooch-cooch-scootching/

ida the spider

Ida the Spider

カークがロックバンドのメンバーとしてベースギターを弾いていることを以前ご紹介しましたが、今回はカークがこのバンドのアルバムカバー用に手掛けたアート作品をご紹介したいと思います。

タイトルは、「Ida the Spider」。アイダと呼ばれる蜘蛛女を主人公とし、カークが心惹かれているアメリカ1920年代、30年代のとあるバーの一場面を描いた作品です。ジャズの時代とも言えるこのヒップな年代に、カークはイマジネーションをくすぐられているようです。ユーモアを感じさせ、奇妙と美が絶妙にブレンドされたこの作品はカークらしさが良く表れた洗練された一作といえるでしょう。

ヒーリングアート作家としてカークの作品に親しんでくださっているファンの方々にとって、「アイダ」は意外な作品かもしれません。カークがヒーリングアートを通して表現したいことのひとつは、観る人のイマジネーションを引き起こさせ、夢を描くきっかけとなるようなファンタジーやストーリーを作品世界に創造することです。作品世界に生命感と美の情感をもたらすことに画家としての喜びを感じるカークですが、もうひとつ楽しみとしていることは、実は子供の頃から現在も変わらず心を捉えて離さないモンスターを描くことなのです。カークは日常から外れた奇妙な存在、あるいは標準から追いやられた存在に幼い頃から共感をもって成長しました。多面的なカークの表現世界に共通して見られる特長は、動物であれ、妖精やユニコーンなど目に見えない次元の存在、あるいはモンスターといった怪物であるにかかわらず、その生命の輝きやエネルギーの非常にリアルで現実味にあふれた把らえ方にあるといえるでしょう。

カークはまた、絵画作品が観る人の新しい考え方や世界を違った角度から見るきっかけとなることも願っています。とてもカークらしいやり方が、観る人をびっくりさせることもその方法のひとつです。いたずら好きで、常に人を笑わせることが上手なカークは、絵画作品でも人を驚かせ、思わず笑ってしまうような多重のリアクションを得る事を心から愉しんでいるのです。万事ユーモアのセンスを忘れない、カークの特技(!?)は、私たちの日々の生活に不可欠な感性といえるのではないでしょうか。

アイダの投げた糸にかけられたのか(?)、カークらしさがこめられたこの「アイダ」がニューヨーク市の「ミュージーアムオブアメリカンイラストレーション」で展示された際、ソーホーのとある有名なギャラリーの注目を集めました。この一作から実力を買われ、2011年の夏にこのギャラリーで個展が開かれることとなりました。この個展に向けてカークは、「アイダ」と同様のスタイルやテーマの作品を創作する予定です。またフランスでの展示会も予定されており、詳しくは後日皆様にお知らせできればと思います。

Star Wars: Visions

vaders dream

copyright © Kirk Reinert 2010 copyright LucasFilm LTD & TM


カーク=レイナート スターウォーズ プロジェクト

vaders dream detail

vaders dream detail
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カークはこのたびスターウォーズのクリエーター、ジョージ=ルーカス自身に選ばれ、スターウォーズ特別プロジェクトに参加することになりました。このプロジェクトはワールドワイドにあらゆるジャンルのアーティストに、それぞれ独自のスターウォーズをテーマにした作品創作を呼びかけたものです。これらの作品は、「スターウォーズ:ビジョンズ」というタイトルで作品集として出版され、その中から厳選されたコレクションがインターナショナル展示ツアーにて公開されることになっており、カークはその一人に選ばれました。

 

カークは作品タイトルを「ベイダーの夢;パドメの訪問」 “親愛なるあなた、あなたのやさしい心を大切に守ってあげる。いつかあなたが再び取り戻せるときがくるまで。”」としました。

作品のシーンはダースベイダーの夢に広がる潜在意識を描写したもので、ベイダーはアナキンとして少年時代の自分自身を夢見ます。メッセージを掲げ目的を持って訪れたパドメ。失った恋人の訪れにダースは慰められます。やがてパドメの存在を感じ取ったダークサイドは、夢の中に乱気流を巻き起こし、アナキンを混沌と狂気に満ちるダースベイダーの意識界に引き戻すために下僕を送り込みます。 これはスターウォーズの映画から採られたシーンではなく、カークがストーリーからインスピレーションを得て創造したオリジナルな構想を描写したものです。

作品集は2010年10月に出版予定です。どうぞご期待ください。